そもそもこの職場界隈は世間の常識が通用しないようだ。
この界隈で見かける電動車イスは、あり得ないほど速度が速い。
車イスの限界をとうに超えている。
これは例えば、本田技研工業ASIMO開発チームが総力を尽くして作り上げた未来型車イスなのか?
はたまたV型12気筒フェラーリエンジンを搭載した最新鋭の車イスなのか?
と、錯覚するほどの速さで走る、要免許レベルの暴走車イスだ。
この街は介護施設が多く、車イスに乗っている人が非常に多い。
なので、私が車でこの界隈を走行する時は非常に気を使いながら安全走行を行う。
だいたい「車イスに乗る人の定義」とは、身体に何らかの障害や不自由があること、
あるいは体調不良であることから車イスに乗っているのだと思っていたが、
この街の車イスに対する定義はどこか違うような気がする。
気のせいだったら良いが、暴走車イスに乗っている人物は妙に元気そうだ。
気のせいだったら良いが、実は障害者ではなく健常者ではないのかと疑ってしまう。
気のせいだったら良いが、実は障害者を装って生活保護費を不正受給しているのではないかと疑ってしまう。
胡散臭い人物が多いせいか、疑い深くなってしまう。
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