事務所に巨大な蟻んこが侵入したので
ティッシュで優しく捕まえて
外に逃がそうとした。
花壇の植え込みのところで蟻んこを解放していたところ、
見知らぬオッチャンが後ろからやって来て
「どないしたんやー!?」
と私に声をかけてきた。
私が事情を説明すると、
オッチャンも興味深げに花壇を覗き込んだ。
虫を殺さず解放できたことに大満足。
二人で顔を見合わせて笑顔になり、
温かい気持ちになった。
別れ際のオッチャンの笑顔は
前歯3本が完全に抜け落ちていたが
南国の太陽のように眩しかった。
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