自転車に乗って買い出しに行く途中、公園の前を通った。
何気なく公園内の様子を横目に自転車でゆっくりと公園横を通過していたところ、
奇妙なトリオを発見。
ベンチに座らず地面にベタ座りした女1人と男2人。
左から男・女・男と並んで座っている。
年齢は三人共に40代くらいか。
まず初めに私の目がくぎ付けになった真ん中の女は、
まさに“巨漢”と呼ぶにふさわしいボンレスハム体型。
服装は上半身にキャミソール一枚のみ。
下半身はパッツンパッツンに弾けそうな短いタイトスカート。
体の面積に対して衣服の生地の割合が少なすぎるこの女は、
恥ずかしげもなく太い前足と後ろ足をむき出しにしている。
もはや“服装”の意味を持っていない。
そのキャミソールの胸元から自慢の爆乳をアピールするが、
見る者の心を複雑な感情にさせる罪な女だ。
アメリカ西海岸ならよく見る普通のファッションなのかも知れないが、
もしここがイスラム圏ならこの爆乳女は“破廉恥”という罪で確実に死刑になっているだろう。
左右の男はどちらも冴えない感じで、顔色は青白くゲッソリと痩せている。
髪の毛は薄くボサボサ、服装はどちらもボロボロのTシャツとジャージ。
まともな就労者とは思えないほど外見がガイコツ、
もしくは死神に取り憑かれた感たっぷりの病的な二人だ。
もしこの三人をイメージするなら「なにわのドリカム」といったところか。
<後編につづく>
コメントを残す