この界隈ではホームレスのおっちゃんたちをよく見掛ける。
すぐ隣町が「日本のスラム街」と称される「西成あいりん地区」なので、
おっちゃんたちが足を伸ばして物色しにやって来るのだろう。
2011年の東日本大震災以降おっちゃんたちの数が急激に減った。
震災当時、福島原発の最前線で働く作業員は日当5〜7万円と言う噂が流れて、
おっちゃんたちはこぞって応募したのだろうか。
瞬く間にホームレスのおっちゃんたちの姿が消えた。
コンビニのゴミ箱を漁るおっちゃん。
リアカーで大量のダンボールを積んで引くおっちゃん。
チャリンコに大量の空き缶を積んで運ぶおっちゃん。
少しでも元気そうなおっちゃんはみんな居なくなった。
残ったおっちゃんは体の弱そうなお年寄りばかりだ。
現在では日当5〜7千円だとか。
日当1万円に届かないという噂。
どこまで本当なのかわからないが、
10分の1に減っている。
あれからホームレスのおっちゃんたちを見掛けることはないので、
現在はホームレスから足を洗っているのかも知れない。
白血病や甲状腺癌など都合の悪い報道は一切されないが、
どこかで元気に暮らしていることを願う。
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